子供を賢い子に育てたい。
親なら誰もが望むことだろう。
ここでいう賢い子とは、
東大に入れる様な脳みそにしたいというわけでもなく、
挫折しても頑張って立ち上がって、
また前を向いて生きていく子のことである。
勿論学力がよければ嬉しい。
だが、それは、学生の内だけだ。
臨機応変に対応していけるような能力備えさせたいのだ。
でも子育てはそうすんなり上手くはいかない。
色々な育児書を読んで、
あれこれ実践しようとするけれど、
子供本人にその気がない。
それを無理強いしたら余計やらなくなるどころか、
トラウマにさえなるので、
本人の気持ちが興味を向いた時にだけ実践出来るのである。
私は自分がとても記憶力が悪く、
子供の頃から、隣の部屋に行くと何をするか忘れてしまう程酷かった。
だから、勉強面でもとても苦労した。
だから、せめて自分の子供には苦労をさせたくないと、
記憶力を上げることだけを考えていた。
だが、それだけではダメなのだ。
それよりも、社会で生きていく力を身につけさせることが大事なのだと気付いた。
まだまだ小さいこの子に、そんな大きな力はすぐには身につかない。
けれど、ちょっとしたことでいいのだ。
お手伝いをさせて、
感謝されて喜ぶ気持ちを学んだり、
知らないお友達の輪に入っていくことを学んだり。
それが全て将来を生き抜く力に役立つのである。
まだまだこの世に産まれたばかり。
将来この子がどんな大人になっていくのか。
今から楽しみである。